洗面所をなんとかして片付けたい
「やりたくない」から「楽しくできる」お片付け
奈良の整理収納サービス たのしか 藤田純子です。
今回はご新規さんのお片付け作業に行ってきました。
お客様の思いに寄り添う
「以前できていた片付けが段々、できなくなって」とご依頼くださったお客様。
散らかっていることでやりたいことができない、家にいても常にイライラしてしまうと話されていました。
私も以前、片付けすらできない自分を責めて大きなストレスになっていたのでよくわかります。
お客様には少しでも心地よく暮らして頂きたい、いつもそんな想いで作業に入らせて頂いています。
作業を始める前には目指すべき理想のお部屋もお聞きします。
お客様は来年の自分の誕生日までにはリビングダイニングや和室をスッキリさせたいとのことでした。
いつまでにどういう状態にしたいか、ゴールを描くことはとても大切
もし、片付けを中断することがあっても、何かのきっかけで思い出し、少しづつでも片付けを続けてもらえたらと考えています。
今回はご相談の上、取り掛かりやすい洗面所の作業をさせていただきました。
整理収納は順番があります
整理収納作業は
①出す(入っているものを収納場所から全て出す)
②分ける(使う頻度でモノを分けたり、同じグループごとにまとめるなど)
③しまう(よく使うものから使いやすい場所にしまう)
の順番で行っていきます。
作業の流れをご説明すると大抵の方は「全部出すの?」とビックリされます。
しまっている状態で要るか要らないかの整理では手前だけの整理になってしまいます。
入っているモノを全部出し、空になった収納場所もキレイにお掃除。
お客様も「久しぶりにお掃除した、これだけでもスッキリする」と段々笑顔になられます。
洗面所は身だしなみを整える場所なので、モノがあふれていたり、汚れが目に付くと気持ちも下がりますね。
家族みんなが使いやすく、ときめく洗面所を目指します。
持っているモノの量を確認する
入っているモノを全部出してまとめてみると「これだけあったの!」とビックリされることも多いです。
洗面所では洗剤などのストックや化粧品の試供品などもたくさん出てきます。
以前伺っていたお客様でボックスティッシュを安売りの時に買っては押し入れの隙間に入れている方がおられました。
出してまとめてみるとかなりの量で、お客様も自分の家にある量の多さにビックリ。
「1年買わなくてもいいかも」と笑いながら言われていたことを思い出します。
全部出してみて家にどれだけ在庫があるのかを知ることが重要。
必要以上にストックを買う習慣に気づいたり、試供品も貰ったらすぐ使う、そもそも必要以上貰わない方がいいよね
などモノを増やさないようにするための気持ちの切り替えに繋がったりします。
捨てなくても大丈夫
整理とは「不必要なモノを取り除くこと」「必要か不必要か区別すること」と言われるのですが、整理収納アドバイザー8年目の私でも難しいです。
片付けができなかった頃、一つ一つのモノと向き合い必要か必要でないかの作業、私は2年かかりました。
たくさんのモノを処分して、心が痛むこともありましたが、そのおかげで適当にモノを買う癖に気付き、買う前には何度も何度も本当に必要かを考えてから買うようにはしています。
作業の際にはお客様とお話ししながら、整理を進めていきます。
お客様もそういえばもう長年使っていないし、今後も使うことはないかも、などと手放し方に気づかれることも多いです。
手放すことに迷いがある時には「保留箱」を作り、半年後に見直すことなどもアドバイスさせて頂きます。
ですので、作業では絶対捨てないといけないではないのです。
よく使うモノを使いやすい場所に収納していく
使いやすい場所にあまり使わないものが入っている。お片付け作業ではあるあるです。
一度全部出すことでそのモノに適した収納場所を見つけることもできます。
洗面所引き出し上段には、ドライヤーやヘアーアイロンなど毎日使うものの、下段はお掃除道具の指定席の完成です。
洗面台下のスペースは整理棚を事前にお客様に購入いただき、設置させて頂きました。棚を設置することで空間を上下に分けて収納できます。ラベリングをしておけば家族も定位置が分かり、お客様自身も在庫を確認できて、ストックを増やしすぎることが減らせます。
天井近くにいっぱい置いていたモノも今後使うか見直していただく、別の場所に移動するなどで空間にも余裕ができました。
お客様のお声
「洗面所がスッキリしたと同時に気持ちも軽やかになりました。家族も使ったら元の場所に戻すようになってビックリしてます。」
嬉しいお言葉を頂きました。私自身もお客様に喜んでいただいてホッとしてます。
生きている限り片付けは必要です。
ですが、若い頃に比べると判断力や体力が落ちてくるのは誰しも実感するところです。
できなくなった自分を責めるのではなく、得意な人や周りに頼って欲しいと思うのです。
今回、片付けるきっかけが欲しかったとご依頼くださったお客様。
皆さんに喜ばれるお仕事を頑張っておられます。
無理されず、ご自分のペースで片付けに取り組んでいただき、いつでも手伝いが必要な際には呼んでくださればと思っております。
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