災害にそなえるお片付け。整理収納アドバイザー的「防災」

21年前の1月17日。

大きな揺れで目が覚めました。置いてあった陶器の置物が倒れて壊れ一体何事かとびっくり。

テレビをつけると段々、阪神地方で地震が起きていることがわかり、奈良でもこれぐらい揺れたのだから震源地の揺れは相当なものだと思いました。

 

当時のわたくしは看護師

当時整形外科で務めていた私は外来にも被災されて診察に来れれた患者さんもいました。

私の知り合いの方も診察に来られおり、すぐさま様子を見に行くとストレッチャーで寝ておられ倒れてきた家具の間から必死で出てきたと様子を教えてくださいました。

大事には至らず安心したのですが、地震の怖さと家具も凶器になるのだと思わざるを得ませんでした。

 

整理収納アドバイザー的「防災対策」とは?

自分が整理収納アドバイザーとしてこの仕事をするようになってから

お客様には寝室には倒れたりするような背の高い棚は置かないように、頭元に落ち来るようなものは置かないようにお伝えしています。

寝室以外でも大きな家具は突っ張り棒で固定したり金具で止めるなど防災の対策が必要です。

 

高い場所にモノを置かない

お片付けでお家を見せていただくと特に高齢の方はタンスの上など高い場所にモノを置かれていることも多いです。

自分で取れなくなってそのままになっていることも多いですので思い当たるご家族の方はどうかお手伝いしてあげてください。

もしくは私どもにご相談ください。

 

廊下・通路には何も置かないという潔さも必要

物がたくさんで廊下にも収納するための棚が置かれ、通るときは体を横にしないと通れないお家もありました。

そうなると通路は塞がれ避難も出来ません。

基本的に廊下など通路はモノをおくスペースではありません。

 

必要以上に家具は持たない

阪神大震災でけがの原因で一番多かったのは家具の転倒落下が多かったということ。

置き場所がなくなると棚などの収納用品を買って収納を増やす方。結構おられます。

必要以上に家具を持たない方が防災につながるのかもしれません。

 

お片付けは防災につながる第一歩

自分に必要のないもので押入れや収納庫がいっぱいになっていませんか?

収納用品を買って増やす前に要らないものを家から出して家を軽くしておく。

防災につなげる第一歩かもしれません。

 

あらためて書いてみましたが、全て防災に備える一般的なことばかりです。

ですがそういった事が全て整理収納につながっていると再認識していただけたと思います。

防災というのもひとつのきっかけです。この機会に一度整理収納を見直してお片付けしてみませんか?

この記事を書いた人

藤田 純子整理収納アドバイザー1級/発達障害住環境サポーター/看護師

「私があなたのおうちを片付けます。」

看護師として20年以上の経験を生かし、子育てママから老前の整理まで幅広く片づけのお悩みにお答えします。

金額や作業内容などなど、気になることはメールでも電話でもお気軽にお問い合わせください。

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