整理収納アドバイザーの私が入院40日でわが家は荒れ放題?

「くらしが輝く、たのしくおかたづけ」
奈良の整理収納サービス たのしか 藤田純子です。

おかげさまで今年の6月に受けた肩の手術後の経過も順調で、現在はリハビリをしながらの自宅療養中です。
主婦が入院となると入院中の家事や育児をどうするか、一番困るところだと思います。

私がいなくてとも普段の生活を機能させること、そのためにも普段からの片付けが必要なのだと気づいた点も多く、私の経験が皆様の参考になることがあればと思い、お伝えしたいと思います。


入院中の家事や片付けをどうするか

入院前は私が家事をほとんど担当していました。自営業は自分で時間を采配できるのがよい所でもあります。
料理に関しては揚げ物や焼くなど、最後の詰めの段階には大ボス登場といった具合で旦那さんも大抵手伝ってくれてます。

私の入院中はどうするか、食事は大丈夫、洗濯とゴミだしさえできればよし、片付けも掃除も汚れていても死にゃせん、最低限のことが出来ればOK!
入院前に一応、流れ的なことは説明したり、メモに手順を書いて貼っておきました。

子ども達や隣に住むお母さんにも少しばかり家事・片付けを手伝ってもらおうと思ってはいましたが、結果、旦那さんが全ての家事を担当。

病院で出される食事の写真を送ると

どやっっ、頑張ったで、と言わんばかりに今日の晩御飯を返信されてくる。

子どもが喜ぶメニューで頑張ってくれているなあというのが伺えました。

 

冷凍食品でも、インスタントラーメンでも子どもが喜んで食べてくれたらそれでよき。

旦那さんは見通しを立て、優先順位を考えるのが得意なので、手を抜きつつ家事を回せていたのではないかと思います。

 

子ども達の様子は

入院中、よく言われたのが「子どもさん3人いるの!今どうしているの?」

医療スタッフさんや同じく入院している患者さんにもよく言われました。

 

子ども達(高校生、中学生、小学生)は小学校入学の時から自分のことは自分でするように伝えてきました。

身支度をする、自分の持ち物は自分で管理する、持ってかえってきた上靴を洗う、月曜日の朝には体操服の準備をする、学校に行く準備なども自分たちで普段からさせていたため、私がいなくとも、問題なく出来ていたと思います。

ただ、母親に相談したいこともあるだろうと、小学4年生の末っ子もタブレットを使っていたので、ラインアプリを導入。

学校であったことなどラインで会話していました。

夫婦の仲良しの会話を家族のグループラインでしてたら、高校生の長男から「個人でしてよ笑笑」とウザがられることもありましたが、、。

 

家庭で共有しておくこと

ただ、旦那さんに聞かれてそうなのかと思ったのが、市役所に住民票を取りにいくこと。

私は普段していて、知っているだろうと思っていても実はむずかしいのだなと気づきました。

とはいえ、私もきちんとは覚えておらず、毎回、印鑑、住民カード、ともかく必要だと思われるものは色々持参しており、何度やっていてもちゃんと覚えていないということに気づきました。

 

職場において、誰が携わっても実行できるような、必要物品・手順を記したチェックリストがあります。

家庭においても何を準備して、市役所のどこの課に行くのかなど、チェックリスト化にすることで旦那さんに限らず、今後、長男が自分で市役所に書類を取りに行くことがあっても困らないのではないかと思いました。

住民票を取りに行くという項目だけでなく、生活するうえで必要なことを家族で共有できるようにしておくことが大切だなと感じました。

 

私がいなくとも片付けをキープできていた

退院したとてゆっくりはできまい、色々散らかっていてもしゃないと覚悟して家に入りましたが、意外ときれい!というのが正直な感想。

すべてのモノがきちんと定位置に戻されていて、モノが散乱していることはまったくありませんでした。

どこに何があるのか、ラベリングするのはもちろん、使うものは使う場所にしまう、家の中のモノを持ちすぎない、などなど。

 

整理収納の理論に基づいて家を整えておくことは自分のためだけでなく、私がいなくとも家族の暮らしやすさにつながるのかなと自分の整理収納にちょっと自画自賛いたしました。

掃除に関してはご想像にお任せいたしますが、退院して久しぶりに母親の顔を見た末っ子の第一声

「お母ちゃん、掃除はできる?トイレが黒いねん。」だったことで理解してもらえるかと思います。

 

元気なうちに片付ける大切さ

石につまずいて立てなくなり救急車に運ばれそのまま入院した、尻もちついて受診したら腰の骨が折れていてそのまま病棟に上がってきたなど、入院中、色々と体験談をお聞きすることもありました。

やはり皆さん、家の片付けや家族への負担などとても気にされておられました。

私の父も手足が動かなくなって緊急入院したとき、慌てて必要なものを実家に取りに行きましたが、どこにあるかわからない、介護保険の手続き、生命保険の申請、退院に向けての家の片付け、家族側としても大変だったという経験があります。

人生において片づけておいたらと思うことがあるかと思います。

いつかではなく、今、元気なうちに片付けておくこと。

そして一緒に住んでいない家族・医療スタッフなどの第三者が家に入るときもあります。

家のどこに何があるのか、わかるようにしておくことは本当に必要なことだと実感しています。

最後に

5週間という入院生活を経験して、旦那さんは慣れない家事を頑張り、私の帰りを待ってくれていました。

子ども達も親に負担をかけないように、それぞれがそれぞれのできることを頑張っていたのだと痛いほどよくわかりました。

退院して家に帰り、気持ちもほっとして思ったのが、やはり我が家は心のオアシスなんだなあと。

どんだけしんどくても、家にいるだけで疲れも取れます、気持ちに安らぎを与えてくれます。

家族のためにも家を整えること、毎日の暮らしを大切すること、そしていつも支えてくれている家族にも感謝の気持ちを普段からも伝えたいと思っております。

この記事を書いた人

藤田 純子整理収納アドバイザー1級/発達障害住環境サポーター/看護師

「私があなたのおうちを片付けます。」

看護師として20年以上の経験を生かし、子育てママから老前の整理まで幅広く片づけのお悩みにお答えします。

金額や作業内容などなど、気になることはメールでも電話でもお気軽にお問い合わせください。

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